今年の音楽 2023

晦日です。自分が今年気に入った音楽の話をします。

今年も1年が経つのは早いですね。 今年の変化?ですが、2023年にもなってようやく Spotify に課金を始めました。 Bandcamp で新しいリリースを dig っていくのを諦め、Spotify で過去の名作やらなんやらを漁った方がええやろと思った次第です。 30になるとはきっとこういうことなのでしょう。

今年行ったライブは以下の21件でした。 それなりに行くやつを絞ったつもりでしたし、5~7月は0件だったのに意外と多いですね。 フェスみたいなやつについては、それなりにちゃんと見たアーティストの名前をカッコの中に並べてます。

このうち特に「すげーものを見た」となったのは Mark Guiliana, ラウパの Pantera, BCNR, サマソニの Kendrick Lamar, Cynic の5件ですかね。 Honorable mention 的なところで言うとラウパの Carcass も VJ が効果的でめちゃ良かったです。来年の来日のチケットも取りました。

今年も Bandcamp にあるものは Bandcamp の埋め込みでジャケ画を出しています。 ないものは Spotify を埋め込んでいます。 Songwhip へのリンクも用意してあるので、Spotify とか Apple Music などで聴きたい方はこちらからどうぞ。

今年も各作品から1曲ずつ出して Spotify のプレイリストを作りました。 曲順は ロック -> ヒップホップ -> エレクトロニカ -> ジャズ -> メタル な感じになってます。 並べてみると自分はこういうのが好きなのねというのが見えてきて面白いですね。

別に今年リリースに絞ってないのでいいんですけど、去年リリースで今年ライブで良さを確認した作品ばかりになってます。 今年あまり新譜を漁っていないんですが来年はどうなっちゃうんですかね。

以下、アーティストの名前順です。

Acédia - Fracture (2022)

対位法を駆使したねちっこいブラックメタル。 これにハマった後に Emperor の来日公演を観に行き、Emperor の楽曲にも対位法が多用されていることに気づかされました。

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Aphex Twin - Blackbox Life Recorder 21f / In a Room7 F760 (2023)

暖かみが強くて Syro より後のリリースの中では一番好きかも知れません。

あののオールナイトニッポン0で流れたときは笑いました。

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Cynic - Focus (1993)

リマスター・リミックス盤の ReFocus が今年出ているのですが、オリジナルの方が好きなのでこちらで。

テクニカルデスメタルというジャンルとして考えても Cynic のリリースの中で考えてもオーパーツだよなあと思います。 リリース30周年記念の再現ライブでこのアルバムの特別さを再確認してきました。

アルバムラスト2曲の Textures と How Could I は特に凄かったですね。 このアルバムのクライマックスはここなんだなあと思うと同時に、そこへ至るためには手前にこれらの曲がこの並びでないといけないのだということを改めて理解しました。

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For Sibyl - Beetle vs Tough Gang (2022)

佐久間宣行のオールナイトニッポン0で MCshake が流れてドハマりしました。誰の選曲だったんですかね。

5曲8分、展開も歌詞もめちゃくちゃ良いです。 それ以上どこがどう良いのかとかをギャーギャー言うのは無粋なおじさんムーヴだろと思わせてくれます。

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Kendrick Lamar - Mr. Morale & The Big Steppers (2022)

いまだになぜ他のラッパーにはハマらないが Kendrick Lamar にはハマるのか説明できないのですが、内省的なところが良いんですかね。

サマソニの前は Father Time ばかり、サマソニ後は Count Me Out ばかり聴いてました。 ギャラ騒動やら歌える歌えないマウントやらなんやらありましたが見せてくれたサマソニに感謝です。

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Liturgy - 93696 (2023)

全くわけがわからないですが緻密に構成された何かすごいものをぶつけられている気分にはなります。 その緻密さや神経質さを鑑賞することを期待してライブに臨みましたが、実際の演奏は良い意味で荒々しく、もともとわけがわからないものをさらに激しくぶつけられて終わりました。 緻密さを生では再現できないから荒々しくなっているというわけではなく、「もともと俺たちのやり方はこっちだから」と伝えられた気持ちです。

頭3曲はキャッチ―で聴きやすいと思います。そのあとは1時間くらい耐えてラスト2曲に辿り着けばカタルシスが得られます。

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Makaya McCraven - In These Times (2022)

去年リリース直後に一聴した時にはハマらなかったんですが、KEXP でのパフォーマンスを見たらハマりました。

ライブも KEXP のメンバーで来て欲しかったな~と思いつつ、それはそれで良かったと思います。

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Mark Guiliana - The Sound of Listening (2022)

音源でそんなにハマらない -> ライブで観て音源と全然ちゃうやんけ(ジャズなのでそれはそう)、最高 -> 音源にもハマる と感想が変化してきました。

ライブではピアノの Paul Cornish がヤバかったです。 語彙力が足りませんが緊張感に持っていかれました。 すげーものを見た。

アルバムとしてもジャズから始まり途中でエレクトロニカ要素が入ってきて、最終的にラス曲で昇天させられるような流れになっていて良いです。

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Mura Masa - Demon Time (2022)

去年のフジロック配信で Mura Masa めっちゃいいじゃんとなり、今年はソニマニに来てくれるということで見てきました。

つまりフジロック '22 新規ですし全然通ってこなかった方面のアーティストなので何の思い出もないわけですが、聴くとなんだか郷愁があって、存在しない青春を思い起こさせてくれます。

ソニマニで観たときも、周りの Mura Masa で青春を乗り越えてきたのであろう人々が盛り上がっているのを見て、自分も感極まりそうになりました。

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Pantera - Far Beyond Driven (1994)

ラウパの Pantera 良かったですね! 「ここにいる全員 Pantera を見に来てるんだ」という一体感と、それに応える風格がありました。

Pantera と言えば Vulgar Display of Power の方を聴きがちだったんですが、ライブを観た後はヘヴィネスを求めてこっちばかり聴いてました。

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Tigran Hamasyan - StandArt (2022)

自分の Spotify のまとめではこのアルバムの Laura が一番再生された曲になってました。

Jazz standard の名曲を Tigran 風にアレンジしたアルバムらしいです。 自分は原曲を全く知らなかったのでこのアルバムを聴いてから原曲の方も確認しに行きましたが、なるほど確かに原曲の面影を僅かに残したまま Tigran 節に調理されています。 とはいえ MookrootThe Call Within ほどのハードさはなく、ジャズの延長線上として聴ける気がします。

ライブは良く言えば生音を意識した上品な音、悪く言えばもうちょっとボリュームを上げてもらえませんかねえという感じでしたが、観れてよかったとは思いました。

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折坂悠太 - あ​け​ぼ​の​(​2023​) (2023)

10年前の曲の再録とのこと。 サウンドスケープと融合した曲の方ももちろん良いんですが、何よりも PV が凄すぎるので、このお正月、全員観た方が良いです。

うたコンに出たりもしてましたし紅白にも出てほしかった。

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ゆらゆら帝国 - 3×3×3 (1998)

ある日突然ドックンドールが聴きたくなり、久々にアルバム通して聴きました。

曲といい歌詞といい流れといい到達点!という感じがして良いです。伝説の1枚。

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今年の音楽 2022

晦日です。自分が今年気に入った音楽の話をします。

1年が経つのは早いですね。 毎年「今年は全然音楽を聴けてなかった気がする」「積ん聴がめっちゃある」みたいなことを言っている気がしますが、今年は輪をかけてそんな感じです。 なるべくたくさんの音楽に耳を通さないといけないような気になるんですが、別にそんなことはなくて気に入ったのだけ聴いてればいいんですよね~。

今年の聴環境の大きな変化として、Sony LinkBuds の購入がありました。 ノイキャンの外音取り込みとかみんなフェイクで、穴の開いたイヤホンだけがリアル。 音質も思っていたよりは悪くないです。低音があんまりあっても疲れますし。 散歩や自宅で使うのに最適で耳に音を流している時間は確実に増えたと思うんですが、音楽よりラジオばかり聴いてました。

去年記事を書いた後に「行ったライブをまとめておけばよかったな」と思ったのでまとめてみます。 今年行ったライブは以下の16件でした。

このうち特に「すげーものを見た」となったのは Sigur Rós, 中村佳穂(10月), Gojira, Number Girl の4件でした。 2階席とかでじっくり観た方がいいものを見た気持ちになることが多かったので2階席を選んだんですが、Pixies はアリーナで見ていればもっと良かったかもしれません。

今年も Bandcamp にあるものは Bandcamp の埋め込みでジャケ画を出しています。 ないものは Spotify を埋め込んでいます。 Songwhip へのリンクもあるやつは用意してあるので、Spotify とか Apple Music などで聴きたい方はこちらからどうぞ。

もちろん spotify にある曲だけですが、各作品から1曲ずつ出して spotify のプレイリストも作りました。 曲順練ってみたらメタルで始まりアート系を経由してハードコアで終わる感じになりました。 よろしくお願いします。

以下はアーティストの名前順になってます。

Animals as Leaders - Parrhesia (2022)

今年の Meshuggah の新譜は玄人向けすぎてハマれていないんですが、AaL は相変わらずキャッチーながら複雑でありがたいです。

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Black Midi - Hellfire (2022)

来日公演を見に行きましたが各人の主張が激しくギリギリまとまっていない感じがあり、なんかこの人ら仲悪そうだなと思いましたヒリヒリ感があって良かったです。 ソウル公演と比べてセット短かったのはかなり根に持っています。

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Dry Cleaning - Stumpwork (2022)

大丈夫じゃない人がいるジャケ画。

なにか考え事をしながら歩いているときの気持ち(spoken word のせい)。

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Faceless Burial - At the Foothills of Deliration (2022)

前作がかなりお気に入りで、それとはちょっとタイプが変わった気はしますが、ねちっこくて良いです。

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Freschard - Boom Biddy Boom (2013)

かなりキャッチー。気怠い。

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Lifeguard - Crowd Can Talk (2022)

ノイズロック。 メンバー全員がまだ高校生マジ?

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maudlin of the Well - My Fruit Psychobells​.​.​. a seed combustible (1999)

Kayo Dot の中の人がこういうバンドをやっていたのをいまさら知りました。 いい意味でB級感がすごいアヴァンギャルド・メタル。

Miscreance - Convergence (2022)

Atheist, Death, Pestilence あたりが好きな人は必聴の 1st full-length。 リフ・展開・ボーカルどれも素晴らしすぎる。

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M. Takara & Carla Boregas - Linha D'​Á​gua (2020)

タイトルトラックの1曲目にハマりました。 そのまま流しておくといつの間にか終わっている感じ。

Stoort Neer - året utan sommar (2022)

前作までブルータルで暖かみのあるリフの応酬をやっていたバンド(というかプロジェクト?)が、ブルータリティと暖かみを保ったまま激情メロコアになった(やってみた?)1枚。

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Terence Etc. - V O R T E X (2022)

映画監督もやっている人が作った映画みたいなコンセプトアルバム。 実際そうなんですがかなり Brainfeeder って感じがします。

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The Smile - A Light for Attracting Attention (2022)

In Rainbows 好きな人におすすめ。 Thom と Jonny がなぜ Radiohead ではなくこちらでこの作品に辿り着いたのかみたいなのは知りません。

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Triplex - Into the Void (2021)

ジャケットだけ見るとジャンルなんなんだろって感じですが、中身はジャケのような気持ち悪さ・浮遊感もありつつも気持ちよく聴けるギタージャズです。

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明日の叙景 - アイランド (2022)

邦ロック・V系の香り、日本語詞、これが日本のブラックゲイズや!

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おとぼけビ~バ~ - ス​ー​パ​ー​チ​ャ​ン​ポ​ン (2022)

ちょっと下品でめちゃくちゃ上質なハードコア・パンク

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中村佳穂 - NIA (2022)

中村佳穂が大丈夫な人には中村佳穂をおすすめしています。

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今年の音楽 2021

晦日です。自分が今年気に入った音楽の話をします。

去年までアルバム・オブ・ザ・イヤーと題してやっていましたが、やめたくなったのでやめました。 ベストを1作選出するのもやめました。 自分が今年気に入った音楽の話であって自分が気に入った今年リリースの音楽の話とは限らないところは今まで通りです。

気に入った音楽とはどういうものか、その(もうちょっと具体的な)定義について考えた結果、自分がもう一度聴きたいと思うような音楽をまとめることにしました。 完成度が高いと思ったような作品であっても、もう一度聴きたいかと言われるとそこまででもないなというようなものは除いています。 このあたりは記事を読む人からするとどうでもいいと思いますが、選ぶ側としては結構楽になりました。この基準は Bandcamp の Wishlist をキレイにするのにも役に立ちました(まだ500件以上積まれていますが)。 あと、1曲だけいいけどあとは……みたいな作品もいくつかありましたが除きました。

今年も在宅勤務でした。 そのための運動不足解消というわけでもないのですが散歩に出ることが多く(一時期は一日の歩数目標も設けていました)、歩きながらいろいろ音楽を聴いていました。 去年ちょっといいスピーカーを買ったりしたんですが、基本的に自宅のデスクで集中して音楽を聴くことができない(聴きながら何かしたくなってしまう)ので、主に歩きながら聴いています。どうせ聴きながら何かするなら聴きながら歩くのが一番音楽に集中できて良い気がします。

歩きながら Bandcamp Daily 消化を結構頑張ったので今年は2021年リリースの作品がかなり多くになっていると思います。 これはこれでもっと過去作を掘るべきだろという気になります。

毎年思うことですが、こうやってまとめてみると自分の音楽の好みがはっきり見えてきて面白いですね。 でも、この記事を書くために挙げた音楽を何度も何度も繰り返し聴いていたらだいぶ食傷気味になりました。 なんか全然違う方向性の音楽を聴きたいです(あなたの今年気に入った音楽を教えてください)。

ジャケットを見て気になった音楽を聴いてもらえればと思います。 Bandcamp にあるものは Bandcamp の埋め込みでジャケ画を出しています。ないものは仕方ないので Spotify を埋め込んでいます。 Songwhip へのリンクもあるやつは用意してあるので、Spotify とか Apple Music などで聴きたい方はこちらからどうぞ。 Songwhip が良い感じでジャケ画出してくれるといいんですけどね~。あと Bandcamp 対応ももっと手厚くなってほしい。

20 Minute Loop - Yawn​+​House​=​Explosion (2005)

Bandcamp のバンドのプロフィールに

Original music for the hook-hungry mob, the nervous foot, the jaded indie-phile.

とありました。わたしが hook-hungry mob です。

キャッチーさやコーラスワークから Dogs Die in Hot Cars のことを思い出しました。思い出しましたとは言っても、自分が 20 Minute Loop のことを知るのが遅かっただけでどちらも同時期の作品なんですが。

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Archspire - Bleed the Future (2021)

M-1 決勝で松本人志が「最後の最後は一番バカに入れようと思った」と言っていましたが、やっぱりバカは強いですね。

前作の方が知性があったと思います。今作の方がバカです。

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Arlo Parks - Collapsed in Sunbeams (2021)

痛みに寄り添う歌詞とサウンド。声がいいです。

おげんさんといっしょで松重豊がこのアルバムを推していてウケました。

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Between the Buried and Me - Colors II (2021)

名盤 II は残念な結果になることが多い(Operation: Mindcrime とか……)と勝手に思っているので、リリースを楽しみにしつつもだいぶ時間をおいて周囲の安全を確認してから聴きました。大丈夫なやつでした。

Colors の頃にはあったのに最近薄れていた展開の激しさが帰ってきた気がします。 どうしても Colors が比較対象に上がるんですが決して Colors の劣化コピーではなく、ちゃんと2021年の BTBAM が Colors みたいにめちゃくちゃしたらこうなりましたという感じになっています。

自分は結局 Colors の方が耳に残るキラーフレーズがあって好きかなと思いつつも、II は II で下手すると Colors 以上のめちゃくちゃ度なので好きです。

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Bicep - Isles (2021)

内向的で賢そうなハウス。 自分が好きになるハウスは大体内向的で賢そうなのでハウス自体がそういうジャンルなのかどうなのかよくわかりません。

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Bisbâyé - Le Sens De La Fin / The Sense Of An Ending (2021)

Bandcamp のアルバム紹介に

The band’s leader cites Don Caballero and Meshuggah as influences. King Crimson’s influence is also undeniable, so is the sophistication of the math-rock genre’s best acts, while you can find some of Larouche’s favorite composers (Steve Reich, Gyorgy Ligeti) in there as well.

とあるのですが、この通りです。

2人のギターと2人のドラムがそれぞれ呼応しあうあたりはかなり King Crimson っぽいですし、その他全体的に Meshuggah の影響を強く感じます。ゴリゴリ。

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Black Country, New Road - For the First Time (2021)

耳に残るのに頭に入ってこない1枚。

ジャケ画が Ryan McGinley っぽいなと一瞬思いました(Ryan McGinley ではない)。

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Black Midi - Cavalcade (2021)

上の Black Country, New Road もこの Black Midi もどちらもサウスロンドンを拠点にしているらしいです。どちらも難しい。

めちゃくちゃ性格を悪くした King Crimson といった感じ。

Zazen Boys が好きな人にはきっと1曲目 John L のブレークで向井秀徳が変な掛け声を入れているのが聴こえてくることでしょう。

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Breezin - BRZN (2016)

どう聴いても捻くれているのにストレートな曲。

この bandcamp のジャケ画はどうにかならなかったんですかねえ。

Crumb - Ice Melt (2021)

Crumb については、Locket という EP が良くて2017年の記事に載せたりもしました。 Locket がローファイみがあってドリーミーなやさしいサイケだったのに対して、今作はだいぶダークな感じで結構力強いです。ジャケットも黒いし。

Locket が本当に寝る前だとしたら今作は夜は夜でもまだ眠くない夜。

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Cynic - Ascension Codes (2021)

2015年、来日公演の直後に実質解散したときには「また15年後に再結成するんじゃない?」とか言っていましたが、それは完全に叶わぬ夢となってしまいました。 一度でも生で見れてよかった。

中心人物の Paul Masvidal が残っているので前作までの色も結構残されてはいますが、基本的には別プロジェクトとして考えた方がいいのかなと思います。別のバンドになってしまった!というほどではありませんが、インタビューを読むと Paul Masvidal 自身ベースをシンセに担当させるなどして意識的に変化を図ってきているようですし。

音楽としても耳に残るリフやフレーズが無くなり(自分の耳に残らないだけ?)、どちらかというと構成で聴かせる方向にシフトした気がします。

アルバムとしては暗く始まって終盤にかけて明るくなっていくような印象を受けます。喪失からの回復ですかね。自分は終盤の明るいパートが好きです。

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Cryptic Shift - Visitations From Enceladus (2020)

音源自体は去年買ったと思うんですが去年の時点ではそこまでピンと来ておらず、今年になってドハマりしました。

テクニカル/プログレ系デス/スラッシュの歴史をまとめたようなアルバム。

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Damu the Fudgemunk - Conversation Peace (2021)

ライブラリ音源をサンプリングして新しい音楽を作りそれをまたライブラリに収めるという KPM の企画の1作目らしいです。

単純にかっこいい。

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Deafheaven - Infinite Granite (2021)

ブラックメタル要素がほぼ無くなって脱ポストブラック・ブラックゲイズしたと騒がれていますが別にそんなこともなくて、前作でも見られた焦らして焦らしてカタルシス路線が極端になっただけかなと思ってます(まあものは捉えようですが)。

じっくりと浮かせた老廃物を最後の3分で洗い流します。 聴き始めたら最後まで聴きたいアルバム。

自分は前作の方が好きですが、こっちはこっちでぼんやり聴けて良いなと思います。

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Dry Cleaning - New Long Leg (2021)

Black Country, New Road と Black Midi に加えてこのバンドもサウスロンドンらしいです。ほんまに?

いわゆる Spoken word 的なボーカルの裏でギターが暴れてバンド全体が熱を帯びていくのが良いです。 ギターには変なステップを踏んでいてほしい。

ギターの立ち位置的になんか布袋寅泰とかいまみちともたかとかを連想しました。

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Faceless Burial - Speciation (2020)

音源自体は去年買ったと思うんですが去年の時点ではそこまでピンと来ておらず、今年になってドハマりしました。おそらく今年一番多く再生したアルバムです。

とにかくねちっこいリフと、繰り返すところは繰り返して切り替えるところは切り替える展開の妙がたまりません。

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Floating Points, Pharoah Sanders & The London Symphony Orchestra - Promises (2021)

基本的に同じフレーズが繰り返されるだけ(失礼)なので、味を探すにはかなり集中することを要求されます。 でもそこで聴くのをやめさせるのではなく集中しなきゃいけない気にさせてくれる作品です。

作業用 BGM には向きません。

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Hiatus Kaiyote - Mood Valiant (2021)

今作は Brainfeeder からリリースとのこと。ピッタリですね。 その情報が頭に入っているからかもしれませんが、ビート感や展開から Flying Lotus の影響が感じられます。

ネオトーキョーみたいなノリで Hiatus Kaiyote のことをネオソウルと呼びたい。

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Kid Fresino – 20, Stop It. (2021)

流暢に英語と日本語を行き来するラップの耳触りが良いです。 客演もバリエーション豊かですしそれをまとめ上げるトラックも良いです。

Kendrick Lamar の To Pimp a Butterfly とかもそうだったんですが、自分はこういうトラックが面白いヒップホップが好きみたいですね。

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King Crimson - Music is Our Friend (Live in Washington and Albany, 2021) (2021)

今年夏の米国公演の音源がもう出ました。 日本公演の前に間に合わせたのは集金の意図もあるのでしょうか。

正直、この音源は諸手を挙げて歓迎というわけではありません。 以前と比べて敢えてまとまりを崩すようなアレンジが増えた上に、モタったりヨれたりしてない?と思うポイントもいくつかあり、単純に音だけで聴くとちょっとぐちゃってる感じがします。 映像付きだったり生だったりしたら楽しめるのかなと(日本公演、初日は微妙でしたが最終日は素晴らしい completion でした)。

でも、3周くらい聴いていたら良くなってきました。

演奏のうまさやまとまり的には2018年にリリースされた Meltdown (Live in Mexico) の方がいいと思います。 日本公演の音源が映像付きで出ると信じているのでそれまでこれか Meltdown を聴いて待ちます。

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Mortuary Spawn - Spawned from the Mortuary (2021)

ライブで観たらめちゃくちゃ楽しそうな驀進感のあるデスメタルモッシュピットとかいつ復活できるんですかね。

ラウパに来てほしい。ラウパは終わりましたが。

Portico Quartet - Terrain (2021)

ほぼミニマル。ギリギリ現代ジャズ。

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Sacoyans - Yomosue (2020)

だるそうなシューゲイザーオルタナ・ドリームポップ。 構成が面白い曲が多いです。音楽の天才。

The Smashing Pumpkins の影響が強いらしいんですが自分まだスマパンを履修していないんですよね。履修しないと。

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Sam Gendel & Sam Wilkes - Music for Saxofone and Bass Guitar More Songs (2021)

ヒップホップ系のビートとやさしいベース・サックスの組み合わせ。

雰囲気としては去年のお気に入りの Jeff Parker - Suite for Max Brown を思い出しますが、こちらの方が全編を通してやさしくてメロウだと思います。

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Teruki Chan - Seven Compositions from Sheung Shui (2021)

ネタかガチかかなり際どいジャケ画。

明るく楽しい変拍子。 録音の自家感と演奏のギリギリ感も楽しさを手伝っています。 音楽っていいものだなとあたたかい気持ちにさせてくれました。

Bandcamp のクレジット欄が面白いです。

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The ティバ - The Planet Tiva part.2 (2021)

メンバー的には2ピースらしいですが音源には普通にベースが入っているような。だるそうだけどキレてて、インディー感が良いです。

part.1 と part.2 は連続リリースされているのでまとめても良かったんですが、それなりに雰囲気が違うので part.2 だけにしました。

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The Zenith Passage - Algorithmic Salvation (2021)

アルバムでも EP でもなく single track なんですが入れておきます。次作とかに収録されるんですかね。

粒として届くリフ、光ですか?

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Wreche - All My Dreams Came True (2021)

ギターのトレモロリフではなくピアノのアルペジオで攻めてくるポストブラック。そのおかげでクラシカルさも感じます。

神経質さと不協和音でひたすら不安を煽ってきます。

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折坂悠太 - 心理 (2021)

平成」が話題になった時にスルーした自分を恥じました。

表現したいという熱量を感じさせる一枚。とにかくやりたかったんだろうなと。

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カネコアヤノ - 祝祭 (2018)

自分の生活にも何か楽しいことがあるんじゃないかと思わせてくれるアルバム。

たまに80年代アイドルが顔を出す気がします。

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きのこ帝国 - Eureka (2013)

このアルバムの前後作は聴いていたのになぜかこれは聴いていなかった 1st。 聴くべきはこれでした。コンビニで缶ビール買ってる場合じゃない。

若さと気迫がこもっています。

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食品まつり a.k.a foodman - Yasuragi Land (2021)

Bandcamp のアルバム紹介で hyper-rhythmic music という言葉が使われているのですが、そういうことです。 これが安らぎです。

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アルバム・オブ・ザ・イヤー 2020

晦日です。 今年もアルバム・オブ・ザ・イヤーを発表します。

今回もいつも通り、今年聴いて印象に残った音楽を紹介します。 今年発表かどうかや今年初めて聴いたかどうか、アルバムかどうかなどは問いません。

この記事を書くにあたってまず去年のものをコピーしてきたのですが、去年は12月30日になって書き始めたらしいです。 なにも学習していないので今年もほぼ12月30日(12月29日の23時)に書き始める羽目になりました。 しかも今年は書き始めた時点でアルバム・オブ・ザ・イヤーを何にしようか全くあたりがついていません。 無事大晦日の0時に公開できるのでしょうか。

まず今年1年を振り返ります。

今年は上半期に毎週週報とかいうのを書いていました。 定期的なアウトプット?の場を設けることによって自分がもっと生産的に生きるのではないか、あとどんな音楽を聴いていたかメモしておくことによって年末この記事を書くのが楽になるのではないかと思ってやっていましたが、Twitter との差分がほぼないのでは?と思ったのと闇に飲まれて書くことがなくなったのとで辞めました。 上半期のこととか結構忘れているので、上半期分だけでも残っているだけでこの記事を書く助けにはなったなと感じます。

音楽に関係する今年の大きな変化として、今年はスピーカーを買いました(Pioneer RM-05)。 DAC も買いました(SMSL M500)。 解像度番長みたいなチョイスになっています。 去年まではちゃんと聴きたいときはヘッドホン派でしたが、脳内定位にならずに済むのでスピーカーいいですね。

地味に音楽に関係する変化として、PC にチューナーをくっつけたおかげでテレビをよく見るようになりました。 これまで見ていなかったいろいろな音楽番組とかも見るようになったおかげで邦楽の最新メジャーシーンにも多少詳しくなった気がします(?)。 このシングル曲いいなという発見もそれなりにあったんですが、アルバムで聴くとあまりハマらずなかなか音源を買ったりというところまでは行きつきませんでした。 テレビに時間を割いた分音楽をちゃんと聴く時間が減ったのではないかとも思いますが、テレビを見るときは脳の余力がもうない時で音楽を聴くのは脳にまだ余力がある時な気もするので、意外と食い合ってないかもしれません。

そもそも音楽をちゃんと聴く時間が減ったのではないかの前にまず自分はほぼ音楽をちゃんと聴いていなくて、大体何かをしながらです。 自分はサブスクじゃなくて音源買ってるからセーフ(何が?)みたいに思ってましたが結局ちゃんと味わってないんだったらどうしようもないですね。

あと今年はコロナ禍でした。 毎年たぶん月1以上のペースではライブに足を運んでいたと思うのですが、今年はたぶん Obituary(1月)・NUMBER GIRL(2月)・CHON(2月)・NUMBER GIRL(2月)の4本だけです。 2月の NUMBER GIRL 1回目の頃にはまだ新型コロナが中国から来てるらしいくらいの状況だったなあとか、2月末の Revocation 来日は行きたかったけど大事をとって見送ったなあとか、いろいろと思い出されます。 チケットを買っていたものでいうと FoalsThe Chemical Brothers の公演がなくなりましたし、楽しみにしていたものでいうとフジロックや去年アルバム・オブ・ザ・イヤーに選んだ Blood Incantation の来日もなくなってしまいました。 もうライブや人の集まる場所に行くことのない生活にも慣れてしまい、状況が良くなって久しぶりのライブに行ったとして、以前のようにすし詰めになったりもみくちゃになったりということに耐えられるのか心配になります。

(ここで記事を書く)

去年までのように Youtube を埋め込みまくると重そうだったので、代わりに Spotify のプレイリストを作りました。 めちゃくちゃなプレイリストなので聴きにくいと思います。

記事を書く前は今年書くことないんじゃないかと思っていましたが、振り返ると結構ありました。 こうやって今年もいい音楽を聴いたなと思いながら年越しを迎えられるのはありがたいですね。

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ErgoDash を作った

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自作キーボード沼に飛び込んだ。 飛び込んだというのはどういうことかというと、自分にしては珍しく(?)下調べもそんなにせず勢いで買ってきたから。

買って作ってちょっと使うあたりの話をだらだらと書く。

買う

周りにも自作キーボードをやっている人はいるので前々から気になってはいたが、赤軸だの茶軸だのどのキースイッチがいいのか打ち比べてみないとわからないな、と思っていたのと、ずっと日本語配列ユーザーとして生きてきて果たして慣れるんだろうかと思って敬遠していた。

10月の頭頃、たまたま近くへ行ったこともあって、そうだキースイッチの押し比べをしてみようと遊舎工房に行ってみた。 マツコの知らない世界で自作キーボードが紹介された影響もあったのだろうか、入店待機列に5~6人ほど並んでいたのには驚いた。

色々なキーボードやキースイッチを触っているうちに、これ何でもいいから1回作って使ってみないとどういうのがいいのかわからないよな、という気持ちになり、とりあえず何か一式を買い揃えて帰ることを決意した。 こんなものはどうせ慣れである。

キット

まあどうせならやっぱり分割に挑戦してみたいし、肩も開きたかったので一体型はとりあえず選択肢から消えた。 分割型にも、一体型をそのまま分割したようなものと親指キーが特徴的なエルゴ系のものがあるが、中途半端にほぼ US 配列そのままのものを作るよりも一気にエルゴ系にして記号の位置をぐちゃぐちゃにした方が慣れやすいのではないかと思い、エルゴ系の分割にした。 エルゴ系の分割にもまたいろいろあるが、大は小を兼ねる(キーマップをいじれば小は大でエミュレートできる)だろうということで、キットは Ergo Dash(親指あり)にした。後から知ったが遊舎工房の自作キーボード入門セットも ErgoDash だったので、だいぶスタンダードな選択だったっぽい。

キースイッチ

キースイッチは延々と打ち比べた結果静音タクタイルの Zilent 62g がいいのではないかと思ったが、スイッチテスターで人差し指とか中指で打ってるから気持ちいいだけであって実際に使ってみたらちょっと重すぎて疲れたりするのではないかと思い、より軽めのタクタイルで気に入った Hako Violet にした。これもあとから知ったのだが、どちらも結構人気のキースイッチだったっぽい。

キーキャップ

キーキャップはなんか ErgoDash の商品ページの2枚目に写ってる緑とオレンジとグレーが入ってるやつ(MDA Big Bang)がいいな~と思って適当にそれっぽい色のやつ(DSA 50% Dye-Sub keycaps)を買った。

作る

遊舎工房でキットなどを買ったあと、1週間寝かせてその間にいろいろ調べた(ここで自分が買ってきたキーキャップは思っていたのとは違っていたこと、思っていたものは在庫がないことなどを知る)。

LED とか使わないだろ、ゲーミング(笑)と思っていたがとりあえずつけることにした。 LED などは別売りなので、秋月に行って部品を揃えて、土日をかけて作った。 (秋月も新型コロナ対策が徹底されており、検温をしている間に傘を傘袋に入れる係りの店員さんがいるなどして驚いた)

以下作って思ったこと。

Underglow LED

Underglow LED の WS2812B は熱に弱いと言われており、他のビルドログなどを見ていると温調はんだごてを使っている人が結構いたが、もともと持っていた普通のはんだごてでやっても割と何とかなった。 WS2812B を1つ壊したが、なんかもっと壊れるんじゃないかとビビっていたので拍子抜けした(温調を使える人は温調を使いましょう)。 たぶん同じ WS2812B の4本の脚を連続してはんだ付けしたりせずに、異なる WS2812B の脚を1本ずつつけていって冷める時間を作るのが大事な気がする。 壊れた WS2812B を外すのははんだ吸い取り機があってもはんだ吸い取り線があっても難しく、二刀流ではさむのが一番楽じゃないかと思う。

抵抗やダイオードを実装する面

「将来 Pro Micro を BLE Micro Pro (BMP) に交換したくなったときに基板裏面に抵抗やダイオードを実装していると BMP 用の電池基板と干渉する可能性がある」という記事を読んで、抵抗やダイオードを基本的に表面に実装してみた。 ビルドガイドにも抵抗やダイオードは表裏どちらにつけても構わないと書かれている。 実装前に抵抗やダイオードがキースイッチやアクリル板と干渉しないことは確認したが、盲点として 2U のキーキャップ用のスタビライザーの棒と干渉した(そこだけ裏面に実装し直した)。 あと、Rev 1.2 基板だからかそもそも抵抗やダイオードを裏面に実装しても電池基板とは干渉しなさそうな気がした(要確認)。

アクリル板の保護シート

アクリル板の保護シートを剥がすのはどこかで読んだぬるま湯につける方法が楽だった。 のりが溶けるようで、勝手に剥がれていく。

ソケット化

キースイッチのソケット化はなんか最初はいいかなと思ったのでやらなかった。 ErgoDash にはキーレイアウトを変更できるところもあるし、スタビライザーに lube しなかったことを今猛烈に後悔しているのでやっておいた方が良かったかもしれない。

やらなくて良いかなと思った理由には、Backlight LED を付けたらキースイッチだけソケット化したところでスイッチ外せなくね?と思っていたからというのもあるのだけど、Backlight LED もソケット化するという手があるらしい。なるほど。 気が付いたら一か月後くらいには半田シュッ太郎を握りしめているかもしれない。

モゲマイクロ対策

モゲマイクロ対策もマグネット式の USB ケーブルを使うくらいで、あとは特にやらなかった。これって本当にもげるんですか?

使う

とりあえず作ったあとは、ひたすらキーキャップを物色したりキーマップをいじったりしていた。

キーキャップ

キーキャップについてはちゃんと考えずになんか50%用のキーキャップに適当に無刻印のを足して買ってしまったため、記号用のキーキャップが足りていなかった。 最終的には別レイヤーに押し込んで位置を覚えることになるんだからどうにかなるやろと思っていたが、表面に記号が書かれていないのはまだちょっときつい。 そう思ってキーキャップを物色していたが、こういうエルゴ用にぴったり使える 1U メインのキーキャップセットはあまりないことや、かっこいいキーキャップは大体 Group Buy なのでもう手に入らないことなどを知る。

そうしたらちょうど開催された遊舎工房オンラインマーケットに MDA ORTHO VoID のノベルティキーなし版が出品されたので、ErgoDash は使わずに使い慣れたキーボードで急いで住所を入力して争奪戦を制した(本当はノベルティキーあり版が欲しかったがこれは住所入力中に売り切れた)。タイミングよく手に入れることができて良かった。

キーマップ

キーマップは github においているがまだ確定していない。ここにもまた沼があることを知った。

github.com

とりあえずキー数の多いキットを選んだが、レイヤーがあることも考えると結構キーが余るなあという印象。 そしてレイヤーを全然駆使できていない。キー数の少ない他のキーボードのデフォルトキーマップとかを参考にしてみようかなとか思ったりしている。

自分は絶対に 変換/無変換 または かな/英数 で IME を On/Off したい人間なので、OS には日本語配列のキーボードとして認識させなければいけない(たぶん)。 そうするとキーキャップの印字(US)と実際に入力される文字がずれるのでどうにかならないかと思っていたら、process_record_user 内で日本語配列から US 配列に変換するためのコードが公開されていたので使わせていただいた。

qiita.com

あとは QMK のドキュメントを読んでいたら Underglow の RGB LED を layer indicator に使えたりすると書いてあったのでやってみたりしている。 ゲーミング(笑)とかいいつつ LED を実装しておいてよかった。

使用感

打鍵感が気持ちいい 😊 のでケーブルを抜いてただただカチャカチャしたりしている。ただもうちょっとばねが重くても良かった気もする。

キーボードが分割されることについては意外と苦労しなかったが、唯一 B についてはもともと右手で打ったり左手で打ったりしていたようで、かなり間違える。 分割がどうこうというよりも、Row-Staggered から Column-Staggered になってキーの位置が微妙に思ったところにない方が影響がデカい。 ブログを書くのには使ってもコーディングにはまだ使っていないので、記号の位置ではまだあまり困っていない(打つ機会がまだないだけ)。

親指の一番内側のキーには指が届かない。 指が届かないことを見越して 2U にしたがそれでも届かない。親指なし版の存在に納得がいく。 あと、2U 用のスタビライザーは絶対に lube した方がいい。 遠くてかつ打鍵感が悪くさらにそこに置きたいキーもあまりなかったので、一応左右ともに space を割り当てているが結果として使わないキーになっている。

一番奥の数字キーの行も自然には指が届かない。ErgoDash mini の存在に納得がいく。 この辺はレイヤーを駆使できるようになれば問題ない話だし、パームレストの導入やキーボードの角度の調整でどうにかなりそうな気もしている。

おわりに

自作キーボード沼に飛び込んでみた。 とりあえず飛び込んでみたが、思ったよりも気持ちよく使えており満足している。

ROI どうなんだみたいな話はあるが、肩が開くかとかタイピング速度とかよりも、はんだ付けや自作の楽しさを思い出させてくれたことがデカいと思っている。

自作キーボードの後は自作ケーブルや自作パームレストかなと思っていたが、どういうわけかこの記事を書いている時点ですでに2台目が出来上がっている。 沼だ。

この記事は ErgoDash で書きました。

週報 2020/06/15-2020/06/21

マル秘展

コロナ以前に行こうと思っていたのだけど、一時休館を経て事前予約制になり、土日とかだと混むかなということで平日の休みに行ってきた(空いてた)。

在宅勤務続きで足腰が弱っていたのか、途中から本当に立っているのがつらくてしんどかった。

アウトプットしてへんのはお前だけみたいな気分になった。実際アウトプットしてない。

fp

sigma fp がなんとなく欲しくて(実際に買うほどではない)、どうせ sigma なら foveon のやつ出ないかなと思っていたが出ないらしい。

BQML

cloud.google.com

BigQuery ML に XGBoost が来たりして、機械学習バッチ職人いらないのではみたいな気分になってきた。 ただ雰囲気で BQML の XGBoost を使おうとしたらなんか動かなかった。

寿司

食べた。

音楽

最近 Defiled にハマってる。

また見れるようになってうれしい。

www.hellfest.fr

ちょっとみた。

SanSan

わかりみが深い。

ウイスキー

白州蒸留所で買ってきた白州タンブラーちゃんに白州をまだ入れたことがないので白州を入れてあげたかった。 なぜ知多はこんなにたくさんあるのか……

週報 2020/06/08-2020/06/14

音楽

まだたまに花を買ったりしているんだけど、2~3日で即死してしまう。

暑くなってきたし、素人が切り花を買っていい季節ではなくなったんだなと感じる。

電気代

6月分(実質5月)は前年比+90%だった。 STAY HOME...

Connected Papers

www.connectedpapers.com

Twitter で話題になっていて便利そうな感じだった。

近似最近傍探索の最前線

speakerdeck.com

軽く読んだ。 フローチャートだけでもありがたい。

PC

先週分の週報で PC の中身を更新した旨報告したが、ツイートの通り無限に開いていたタブをいったんブックマークに突っ込んで全部閉じたから軽く感じているのでは???みたいな気がする。

断捨離

押し入れをひっくり返したりし始めている。