大晦日です。 今年もアルバム・オブ・ザ・イヤーを発表します。
2016年に出たアルバムの中からではなく2016年に聴いたアルバムから選んでいるのは毎年のことですが、今回は特に2015年発表のアルバムが多いです。 理由としては新譜がしっくりくるようになるまで時間がかかったりすること、1つのアルバムをヘビロテして他をほったらかしたりすること、後は年末にその年のいいアルバムを紹介している方の記事を読んで発見する、などでしょうか。 特に昨年末から bandcamp を本格的に利用し始め、膨張する音楽の宇宙に嬉しい悲鳴が上がります。
追記: id:levelfour が素晴らしい記事を書いてくれました!コメントは彼の方が圧倒的に優秀ですが紹介している音楽自体はどちらも良いものなので私のも見捨てずに聴いてみてください。 lv4.hateblo.jp
それでは無理して書かなくてもいいのにみたいな一言と共にお楽しみください*1。
アルバム・オブ・ザ・イヤー
Animals as Leaders - The Madness of Many
聴いた回数で言えば Krallice の Ygg Huur か Reflections の The Color Clear だと思いますし、First Fragment の Dasein とも悩み、AaL のような超有名所を選ぶのも面白くないなとは思ったんですが、今年のアルバム・オブ・ザ・イヤーはこの1枚に。 ジャケ画の雰囲気が変わって音楽性も変化したのではと心配だったんですが、新しさも加えて今まで以上に Animals as Leaders してくれました。 来年の来日公演が楽しみです。
ノミネート
Anciients - Heart of Oak
スラッジーというかダルそうなリフが気に入ってます。
Between the Buried and Me - Colors
来年が Colors 10周年らしいのですがフライングして結構聴いていました。
Chon - Grow
今年最初に買ったアルバムでした。 作業用 BGM にするとかなり捗るのでおすすめです。
Cynic - Kindly Bent to Free Us
去年はやっぱり Focus とか言いましたが 3rd も好きです。 神々しさは薄れてきても Cynic はまだまだ Cynic という感じがします。
First Fragment - Dasein
最初から最後まで味の濃いクラシカルテクデスが続くので初めは通しで聴くのがつらかったですが、もう慣れました。
Fredrik Thordendal's Special Defects - Sol Niger Within
この動画がめちゃくちゃ好きでいつか手に入れようと思っていたのですが、ようやく今年ヤフオクで中古をゲットしました(3500円)。 という話を友人にしたら「アルバム全体で1曲扱いだから amazon デジタルミュージックで200円ぐらいで買えるよ」と言われました。 そんな気はしていましたがフィジカルが手元にあることはいいことなのでまあいいです。
Go-Zen - Hitoshizuku
いいゴアグラインドなので、音漏れしていないかとかジャケ画を見られないかとか気をつけた上で是非聴いてみてください。
Hiatus Kaiyote - Choose Your Weapon
何回も来日しているみたいですが毎回逃してます。
Hypno5e - Shores of the Abstract Line
Cinematic Metal という形容がぴったり当てはまる大作。 来日してほしい。
Jakub Zytecki - Wishful Lotus Proof
Disperse がそんなに好きではないので敬遠していましたが Jakub ソロは気に入りました。
Kayo Dot - Hubardo
通しで聴くと最後にクライマックス感を得られていいです。
Kendrik Lamar - To Pimp a Butterfly
ラップやヒップホップにはそんなに縁がなかったのですが去年話題になっていたので聴いてみたらすごいコンセプトアルバムでした。
Krallice - Ygg Huur
来日公演に Cynic Tシャツを着て行ったら去年 Cynic Japan Tour を企画してくれた Realising Media 今西さんとこんにちはしたりベースボーカルの Nick に「Nice Shirt!」と言ってもらえたり良かったです。
Latitudes - Old Sunlight
友人に薦めたら「ずっと聴いてると鬱になりそう」と言われました。
Moe and ghosts × 空間現代 - Rap Phenomenon
いいコラボ。 あえて言うならば、水曜日のカンパネラ + ZAZEN BOYS という感じがするのですがどうでしょう。
Oathbreaker - Rheia
静と動のコントラストがすごいです。激情。
Obscura - Akróasis
Obscura というとこれまで頭の数曲がすごく良くても後半が微妙でアルバムとしてはイマイチなことが多かったのですが、今回は最初から最後まで良いです。
Reflections - The Color Clear
冷たさや重さが押し出されていていいです。 歌詞も暗い。 ライブを観れたのは良かった。
Sioum - I Am Mortal, but Was Fiend
なんと言えばいいのか、これもまた cinematic なのかな?
Sithu Aye - Set the Course for Andromeda
どちらかというと暗くて重いアルバムばかり選んでいる気がしますがこれは明るく元気が出ていいです。
Tame Impala - Currents
来日公演良かったです。 本当は 2nd の方が好きかもしれません。
The Haarp Machine - Disclosure
ボーカルが好きではなかったのですが、 Al Mu'Min の Playthrough を何度も見ているうちに許せるようになってきました。
Vampillia - My Beautiful Twisted Nightmares in Aurora Rainbow Darkness
Krallice 来日公演で初めてライブを見ましたが楽しかったです。
Vipassi - Śūnyatā
Season of Mist と契約し1月に再発されることになったようです。 おめでとうございます。
Xenia Rubinos - Magic Trix
力強いというかなんというか、いいです。
ポルカドットスティングレイ - 骨抜き E.P.
人気急上昇中だと思うので売れる前から知ってたことにしたいです。 今後の活動に期待。
*1:無理して書いています