大晦日です。 今年もアルバム・オブ・ザ・イヤーを発表します。
今回もいつも通り、今年聴いて印象に残った音楽を紹介します。 今年発表かどうかや今年初めて聴いたかどうか、アルバムかどうかなどは問いません。 そろそろ名前を変えた方がいいのではという気がしています。
気づいたら12月30日になっていました。 この記事の存在を忘れていたわけではなくて、11月頃からぼんやりと何を書こうかなみたいなのは考えていたのですが、気づいたら12月30日になっていました。 急いで書きます。
今年は去年までと比べてあまり新しい音楽を聴かなかったのかなという気がします。 歳をとると新しい音楽を聴かなくなると言いますしね、負けました。 初めから勝ってないですけどね。
今年はここに挙げた中に今年初めて知ったアーティストの作品が少ないような気がします。 本当に今年初めて知ったのは Ezra Collective と Kendrick Scott Oracle だけですかね。 クウチュウ戦は今年だったか去年だったか。 知っていたアーティストでライブ観に行ったからとか新譜が出たからみたいなのが多いですね。 ほぼライブ駆動リスニングになっています。
買ったはいいものの開けてない CD とかもだいぶあってや~ばいです。 そんなに忙しい一年を過ごしたつもりもないんですけどね。 買うだけ買って Spotify で聴いたりしています。
夏フェスも行かなかったですね。 フジロックかサマソニに行きたいな~と思っていたのですが、フジロックは例年通り行くハードルが高く感じられて行かず、サマソニは可能性あったのですが気づいたら売り切れてました。 あとナンバガのためにライジングサンに行く可能性もありましたね。 ナンバガは単独で観れましたし結果的にはライジングサンでは見れなかったわけですが。
(ここで記事を書く)
記事を書いた後に改めて思うのは今年あんまり音楽を聴かなかった気がしますね。 でも音楽っていいものですね。 音楽はいいのでいいです。
アルバム・オブ・ザ・イヤー
Blood Incantation - Hidden History of the Human Race (2019)
US デスメタルバンド Blood Incantation の 2nd アルバムです。
サウンドはオールドスクールですが展開はプログレな感じで、18分の曲もありますが「うんうんデスメタル最高だね」と言っていると気がついたら終わっています。 他3曲5~7分のところ4曲目だけ18分なのでアルバムとしてはあまりまとまりやつながりがないのかなと思いきや結構通しての流れがいいです。 1~3曲目で前編、4曲目で後編みたいな感じですかね。
ノミネート
Archspire - The Lucid Collective (2014)
カナダのテクニカルデスメタルバンド Archspire の 2nd アルバムです。
3rd の Relentless Mutation を去年ノミネートに書きました。
このバンドを初めて聴く方には 3rd の方が聴きやすくて?いいのではと思いますが、 2nd の方が禍々しいリフが多くて荒々しくてこっちもいいですよ!
COgeNdshE - Cogency (2012)
日本のマスロックバンド COgeNdshE の 1st アルバムです。
ゴリゴリの変拍子と残響っぽさがいいです。
Cryptopsy - Whisper Supremacy (1998)
カナダのテクニカルデスメタルバンド Cryptopsy の 3nd アルバムです。
去年 None So Vile をノミネートに書いたので今年はこちらを。 このアルバムがというよりまあほぼ Cold Hate, Warm Blood 1曲のためなんですが。
Phobophile と Cold Hate, Warm Blood とどちらのイントロがよりウワーッっと来るかについてはみなさんも一度は考えたことがあると思うのですが、私は最近 Cold Hate, Warm Blood の方がウワーッっときます。
Deafheaven - Ordinary Corrupt Human Love (2018)
US のポストブラックメタルバンド Deafheaven の 4th アルバムです。
去年はこのアルバムをノミネートに入れたわけですが、今年も入れておきます。 ライブが良かったので。 アルバムもいいです。
Emperor の前座として来日してくれましたが単独公演も欲しかったですね。 韓国まで行けば単独が観れたらしいですね。 行けばよかった。
ライブは最高でした。 George Clarke のパフォーマンスが良すぎる……
とりあえず頭3曲連続で集中して聴いてください。 これがアルバム・オブ・ザ・イヤーでもよかったかもしれない。
Emperor - IX Equilibrium (1999)
ノルウェーのシンフォニックブラックメタルバンド Emperor の 3rd アルバムです。
2nd 完全再現ツアーでの 2nd 来日がありました。 2nd も聴けば聴くほど捨て曲のない名盤だなという気持ちになるのですが、自分は Curse You All Men! のイントロのドラムが大好きなので今年は 3rd を入れておきます。
Ezra Collective - Juan Pablo: The Philosopher (2017)
UK ジャズバンド Ezra Collective の 2nd? EP です。
今年 1st? アルバムが出ていてそちらで知ったのですが今のところ自分はこっちの方が好きです。
自分がバンクーバーに行っているときにたまたまツアーでバンクーバーに来ていたので観に行きました。 会場がクラブみたいな場所だったのですが Ezra Collective 自体の楽しめの音楽性とは合っていたと思います。
ちなみにミキシングは下に出てくる Floating Points が手掛けているようです。
あと Bandcamp のジャケ画埋め込みで出てくるジャケ画がなぜか別作品のものなのですが……
Floating Points - Crush (2019)
UK 電子音楽家? Floating Points の 3rd アルバムです。
Floating Points はまず Floating Points って名前がオタク向けって感じでいいですし、アルバムもオタクのオタクによるオタクのためのクラブ・ミュージックって感じがして良いです。
これがアルバム・オブ・ザ・イヤーでもよかったかもしれない2。
Flying Lotus - Flamagra (2019)
US の音楽プロデューサー Flying Lotus の 6th アルバムです。
ライブに Thundercat がサプライズ登場して、「いや来るとは思っていたけど最高やん」になりました。
Graupel - Bereavement (2018)
東京のメタルコアバンド Graupel の 1st アルバムです。
このアルバムが出た頃にそれまでのシングルほどしっくり来なくなって追いかけなくなってしまったのですが、Modern Day Babylon の来日公演でたまたま観ました。 音がアレでギターが何やってるのかよくわからなかったですけど、アツいパフォーマンスで心打たれました。
Jakub Zytecki - Nothing Lasts, Nothing's Lost (2019)
ポーランドのギタリスト Jakub Zytecki の 2nd アルバムです。
Chill...
Kendrick Scott Oracle - A Wall Becomes a Bridge (2019)
US ジャズドラマー Kendrick Scott 率いる Kendrick Scott Oracle の 4th アルバムです。
きれいな現代ジャズです。
Meshuggah - Nothing (2004)
スウェーデンのエクストリームメタルバンド Meshuggah の 4th アルバムです。
Meshuggah は聴けば聴くほど変なのでいいですね。
Number Girl - School Girl Bye Bye (1997)
自分が一番好きなアルバムは Sappukei なんですけど、再結成ツアー的にはこのアルバムなのかなと。 野音音漏れと福岡公演に行ったんですが一曲目何が来る?何が来る?とどきどきしていたところに流れてきたのが大あたりの季節で、緊張が緩和されたというか、よかったな、と思います。
Slayer - Reign in Blood (1986)
Slayer 今年ワールドツアーからは?引退ということで。
Metallica と Pantera を薦められて Slayer にハマったのがメタルを聴き始めたきっかけだったので、思い出深い一枚です。 気づけばそれからもう10年くらい経つんですかね。 もしかしたら最初に買ったメタルアルバムだったかもしれません。 覚えてない。
Slayer の来日公演は4回見たんですかね。 2年に1回は見たいです。 いつかまたね!
Suffocation - Pierced From Within (1995)
US デスメタルバンドの 3rd アルバムです。
Frank Mullen のフェアウェルツアーということで、見れてよかったです。 Frank Mullen が舌出しながらブラストに合わせて片手を振るてへぺろポーズ良かったですね。 ライブパフォーマンスも今年イチを争うくらい良かったです。
Spotify で今年一番再生したのはこのアルバムでした。
The Faceless - Planetary Duality (2008)
アルバム完全再現ツアーがありました。 本当に来日するのか不安だったとか Michael Keene 弾けてないとかライブ中にドラムのペダルが壊れるとかまあいろいろあったわけですが、アルバムがいいのでオッケー!
Tomb Mold - Planetary Clairvoyance (2019)
カナダのデスメタルバンド Tomb Mold の 3rd アルバムです。
デス/ドゥームといった感じで、重くていいです。
Tool - Fear Inoculum (2019)
US ロックバンドの 6th アルバムです。 ロックバンドと言うとやや違和感がありますが。
Tool そんなにちゃんと通ってきてないんですが、13年ぶり?の新譜ということで聴いてみました。 じわじわハイにしてくれる感じでいいですね。
クウチュウ戦 - Sukoshi Fushigi (2016)
東京のロックバンドクウチュウ戦の 2nd ミニアルバムです。
ハライチのターンで 3rd ミニアルバムからぼくのことすきが流れて存在を知ったのですが、今のところこっちの方が好きです。
プログレッシブでいいです。