今年の音楽 2022

晦日です。自分が今年気に入った音楽の話をします。

1年が経つのは早いですね。 毎年「今年は全然音楽を聴けてなかった気がする」「積ん聴がめっちゃある」みたいなことを言っている気がしますが、今年は輪をかけてそんな感じです。 なるべくたくさんの音楽に耳を通さないといけないような気になるんですが、別にそんなことはなくて気に入ったのだけ聴いてればいいんですよね~。

今年の聴環境の大きな変化として、Sony LinkBuds の購入がありました。 ノイキャンの外音取り込みとかみんなフェイクで、穴の開いたイヤホンだけがリアル。 音質も思っていたよりは悪くないです。低音があんまりあっても疲れますし。 散歩や自宅で使うのに最適で耳に音を流している時間は確実に増えたと思うんですが、音楽よりラジオばかり聴いてました。

去年記事を書いた後に「行ったライブをまとめておけばよかったな」と思ったのでまとめてみます。 今年行ったライブは以下の16件でした。

このうち特に「すげーものを見た」となったのは Sigur Rós, 中村佳穂(10月), Gojira, Number Girl の4件でした。 2階席とかでじっくり観た方がいいものを見た気持ちになることが多かったので2階席を選んだんですが、Pixies はアリーナで見ていればもっと良かったかもしれません。

今年も Bandcamp にあるものは Bandcamp の埋め込みでジャケ画を出しています。 ないものは Spotify を埋め込んでいます。 Songwhip へのリンクもあるやつは用意してあるので、Spotify とか Apple Music などで聴きたい方はこちらからどうぞ。

もちろん spotify にある曲だけですが、各作品から1曲ずつ出して spotify のプレイリストも作りました。 曲順練ってみたらメタルで始まりアート系を経由してハードコアで終わる感じになりました。 よろしくお願いします。

以下はアーティストの名前順になってます。

Animals as Leaders - Parrhesia (2022)

今年の Meshuggah の新譜は玄人向けすぎてハマれていないんですが、AaL は相変わらずキャッチーながら複雑でありがたいです。

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Black Midi - Hellfire (2022)

来日公演を見に行きましたが各人の主張が激しくギリギリまとまっていない感じがあり、なんかこの人ら仲悪そうだなと思いましたヒリヒリ感があって良かったです。 ソウル公演と比べてセット短かったのはかなり根に持っています。

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Dry Cleaning - Stumpwork (2022)

大丈夫じゃない人がいるジャケ画。

なにか考え事をしながら歩いているときの気持ち(spoken word のせい)。

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Faceless Burial - At the Foothills of Deliration (2022)

前作がかなりお気に入りで、それとはちょっとタイプが変わった気はしますが、ねちっこくて良いです。

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Freschard - Boom Biddy Boom (2013)

かなりキャッチー。気怠い。

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Lifeguard - Crowd Can Talk (2022)

ノイズロック。 メンバー全員がまだ高校生マジ?

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maudlin of the Well - My Fruit Psychobells​.​.​. a seed combustible (1999)

Kayo Dot の中の人がこういうバンドをやっていたのをいまさら知りました。 いい意味でB級感がすごいアヴァンギャルド・メタル。

Miscreance - Convergence (2022)

Atheist, Death, Pestilence あたりが好きな人は必聴の 1st full-length。 リフ・展開・ボーカルどれも素晴らしすぎる。

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M. Takara & Carla Boregas - Linha D'​Á​gua (2020)

タイトルトラックの1曲目にハマりました。 そのまま流しておくといつの間にか終わっている感じ。

Stoort Neer - året utan sommar (2022)

前作までブルータルで暖かみのあるリフの応酬をやっていたバンド(というかプロジェクト?)が、ブルータリティと暖かみを保ったまま激情メロコアになった(やってみた?)1枚。

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Terence Etc. - V O R T E X (2022)

映画監督もやっている人が作った映画みたいなコンセプトアルバム。 実際そうなんですがかなり Brainfeeder って感じがします。

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The Smile - A Light for Attracting Attention (2022)

In Rainbows 好きな人におすすめ。 Thom と Jonny がなぜ Radiohead ではなくこちらでこの作品に辿り着いたのかみたいなのは知りません。

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Triplex - Into the Void (2021)

ジャケットだけ見るとジャンルなんなんだろって感じですが、中身はジャケのような気持ち悪さ・浮遊感もありつつも気持ちよく聴けるギタージャズです。

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明日の叙景 - アイランド (2022)

邦ロック・V系の香り、日本語詞、これが日本のブラックゲイズや!

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おとぼけビ~バ~ - ス​ー​パ​ー​チ​ャ​ン​ポ​ン (2022)

ちょっと下品でめちゃくちゃ上質なハードコア・パンク

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中村佳穂 - NIA (2022)

中村佳穂が大丈夫な人には中村佳穂をおすすめしています。

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